2009年10月16日
先日、クレームの電話がありました。「移動販売車で買った小松菜に虫の糞が付いていた。気持ちわるくて食べられない。」という内容でした。おそらく、自然食品店の野菜は健康にいいからと買っていただいたのでしょう。食べようと思ったら中からポロポロと虫の糞が出てきた。そのことに驚かれたのでしょうね。どうしてこんなものを売っているのか?と聞かれました。お取り替え、又は返金の提案をさせていただきましたが拒否されました。もう二度と自然食の野菜は買うまいと思われたことでしょう。
このような事例は過去に何度もありました。実情をお話ししても分かっていただけるのは10%未満だったように思います。食べ物を選ぶときには綺麗なものを選ぶ、賞味期限が新しい物を選ぶ、キズのない物を選ぶ、そして選ばれなかった食べ物はどうなっていくのか?ほとんどの方は関心がありません。このことが、食品偽装の根底にある一番大きな原因ではないだろうかと、私は思います。
朝どりレタス!の表示は見事です。どこにも当日の朝だとは書かれていない。それでも売れていくのは、消費者の勝手な思い違い。そんなやりとりをしないと売れない野菜は、かわいそうですね。
- Copyright © Sikisai 2009 -
▲ HOMEへ
テーマ : 食品・食べ物・食生活
ジャンル : ライフ