2009年12月25日

今年も当店をご利用いただきまして、ありがとうございました。数年前より異常気象という言葉がよく聞かれるようになり、農業の現場では過去の経験やそれまでに蓄えた知識だけでは対処できない状況も出てきています。
ずいぶん前の話ですが、ある農家は「このままの農業ではいずれ何も穫れなくなる!」と言い、ある農家は「理屈よりも感覚を研ぎ澄ます方が大切になる!」と言いました。
さて、来年はどんな年になるのでしょうか?
気象に関しては、穏やかになっていくという予想より、より厳しくなっていくという予想の方が多いようです。それに対して農業の現場では、弱い新品種よりも強い原種に戻ろうとする動きもあります。経済優先の品種改良から永続できる品種の確保へと変わり、効率優先だった土壌改良から地力回復への土づくりへと変わる、そんな農業が見直されてきました。
自給率のアップと安定供給を目指すための政策を、もっと早くはっきりとしたカタチで示して欲しいものです。
"温暖化"と騒がれる2009年の12月は、何とも皮肉なことに各国で大雪やきびしい寒波に見舞われて終わりそうです。
この国に何を求め、この国のために、いやこの国で暮らす人々のために何ができるか?もう一度考え直す時が来たのかもしれません。


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2009年12月18日

寒い日が続いています。夜は、ぜひ温かい料理を召し上がってください。
温かい料理は数々ありますが、ポトフは簡単でおいしく、なによりも野菜をたくさん使いその種類にあまり制限がありませんから冷蔵庫にある野菜をほぼそのまま使えます。
ポトフというますと薄味を想像しがちですが、その発展型として生クリームを使ったり、カレー味にしたり、味噌で味付けしたりとどんどんカタチを変えていくことが出来ます。
そして少し多めに作っておくと、翌朝には雑炊として簡単においしく召し上がれますね。
ポトフに入れるベーコンは、スライスしたものが一般的ですが、厚めのベーコンがあればその方が他の野菜にも大きさが合うし、歯ごたえが違ってきますので味も変わるような気がします。ベーコンはブロックのものを買っておくのも良いと思います。薄く切ったり厚めに切ったり、さいの目に切ったりと他の食材に合わせた形に切ることが出来、とても重宝します。よく薄く切るのが難しいと言われますが、包丁を研いでおくことと、力を入れすぎないことを守れば それほど難しくはないと思います。向こうが透けて見えるほど薄く切るのは別として。


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2009年12月11日

最近の料理番組では、シンプルな作り方を提案する方が増えてきたように思います。たとえば野菜を煮込んだスープのポトフなどは、野菜と塩がだしの中心になっています。それに足すものとして肉や魚などが入ることもありますが、あくまでも味の中心は野菜と塩。昔なら味気ない!と言われそうな料理ですが、材料の主役になる野菜と塩を厳選すれば一流レストランにも負けないようなポトフが出来上がります。

塩によって味が違う!これは経験された方も多いと思いますがなぜか料理教室や料理番組ではこの塩の指定がない!この料理には海水を煮詰めた塩を使って欲しいとか、この塩茹でには岩塩でもおいしいとか、この塩もみにはぜひこのタイプの塩を!などという提案も欲しいところです。

塩はその内容によって、10倍ほどの価格差が出る場合があります。塩という表示にはなっていますが内容は別物です。内容が違うのだから高いも安いもなく、そもそも比べられないのです。他の調味料にも同じ呼び名ですが内容がまったく違うものがたくさんあります。原料の安いおいしくない物を特価だと表示してたたき売るやりかたは、これからは通用しなくなる。そんな気がするのですが、皆さんはどのように思われますか?


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自然食品とからだに優しい生活雑貨の店「カントリーキッチン四季菜」です。

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