2009年1月30日

不況の影響で外食が減り、自宅で調理する機会が増えているというニュースがありました。事の真相はわかりませんがファーストフードの売り上げは増えているということなので、必ずしも良い方向とは思えません。各地でいろいろな料理教室が増えてきて今まで料理に関心の低かった人達が集まっている事は、うれしい方向です。できればそこで本来の食品についての勉強会も広まればもっとうれしいのですが、これはもう少し時間がかかるでしょうね。
この"本来の"という表現は価格にもあてはまります。たとえば、日本人が日本人のために作ったものだけを日本人が食べる・・これが本来のカタチだとすれば食べ物の本来の価格はオール国産のものが標準になるはずです。しかし今は大半が人件費が安い外国からの食品が標準とされています。これらは安くなった分、外国で誰かが負担しているという事が明かされていません。また購入する側のリスクも巧妙に隠されています。本来の価格より安く販売するには、何かを犠牲にしなくてはなりません。その犠牲さえなくなってきたのが、現在の状況のようです。食料品の価格が上がるのではなくて本来の価格に戻っていく。それじゃあ高くて思うように買えないよ~となりますが、思うように買えないくらいが本来の私達で、それは今まで幻想の中で暮らしてきたから気付かなかったのかもしれません。

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2009年1月23日

日本各地で同じような動きがあると思いますが、ここ名寄近辺でも新しい農業が生まれようとしています。自分たちが育て収穫したものをできるだけ無駄なく食料として供給したいという動きです。収穫は1年の中で考えればほんの短い期間に集中します。出荷もその時に集中するのですが、いわゆる規格外品と呼ばれる作物をちゃんと食料として使えるように加工する作業を始めた農家が生まれてきました。
もちろん今までもそのような動きはあったのですが、加工しても販売先がなかったり、思うような価格で思うような数量が売れていかないといったトラブルが数多くありました。それが、動き始めたようです。
生産現場である農家には加工や販売のノウハウはありませんでした。しかし、何人かのグループで活動することでそれぞれの専門性が役に立ち今まで動かなかった食べ物が動き始めました。こだわりのトマトを使った「奇跡のトマトジュース」は、大好評!そしてカボチャを使ったかぼちゃ団子の素はこれから販売になります。この先には、自家製にんにくと自家製味噌をあわせた「にんにく味噌」や無添加の醤油を使った「にんにく醤油」なども検討中!!下川でもフルーツトマトを使った加工品を検討している農家がいます。 楽しみになってきた道北です。

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2009年1月16日

もうすでにご存じかと思いますが、日本は食料の半分以上を輸入に頼っています。頼るようになったのは、国産品より安い輸入食品を求める人が多くなり国産食料品を選ばなくなったため、その供給元が機能しなくなり今では日本国民を支えるだけの食料生産ができなくしてしまったから、と言った方が正しいように思います。
輸入食品に関係する食品の事故や偽装なども表面化し、人々に輸入食品に対する不安と、国内での食料生産という思い直しが発生してきたように思います。
巨万の富、地位、名誉、支配欲、作業分担、効率化など、今までに蔓延してきた妄想にひびが入ってきたようです。それまでのあこがれや目標に背を向ける人が増えているとのレポートも有りました。
食料の生産も目的が変わっていくように思います。また、その作業に関わる人も増えてくるのではないでしょうか。
目的が変われば方法も変わります。大規模で効率的な農業から小規模で独創的、多目的な農業へ。これまでの作る人と食べる人がはっきり分かれた世界から作りながら食べる人と食べながら作る人が共存する世界へ。人々の労働を搾取する人がいない世界へ移ると、格差はなくなります。競争やねたみの世界から強調や尊敬の世界へと。
今まで人々を押さえ続けてきたシステムが壊れてしまうと、世界は変わっていくような気がします。

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2009年1月9日

あけまして おめでとうございます。

今年も、安全でおいしい野菜を食べていただきたいと願う農家さんの"作品"を集めてお届けします。
今までは農業と言えば農産物を生産するところだったのですが、その農家でとれたての農産物を加工するという動きが増えてきました。
名寄では前田農場さんがトマトジュースを作りました。周囲の農家からは、そんなものを作っても売れないと言われたそうですが、一番売れないと言われた一番金額の高いトマトジュースが早くも完売しました。もう1種類のトマトジュースも秋までには売り切れそうです。また今年の秋にはカボチャの加工品(かぼちゃ団子の素)にチャレンジします。そのための準備は着々と進んでいます。近々かぼちゃ団子コンテストを行う予定です。この件に関しては後日お知らせできると思いますのでもう少しお待ちください。
新得の平賀農園では、そばを栽培しそば粉と乾麺を作りました。ご希望があればお届けできます。
今までは仕事を細分化してきましたが、その流れが逆行してきたようです。個人が複合的な仕事をこなせるようになること。これからのテーマではないでしょうか?

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自然食品とからだに優しい生活雑貨の店「カントリーキッチン四季菜」です。

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スロウな旅 北海道(東エリア編)
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